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ツアーコンダクター(添乗員)の仕事内容
添乗!疑似体験
旅行業界を目指す方の多くは添乗員をイメージしている方も多いでしょう。
目に見えない旅行商品を完成させる添乗という仕事は非常に奥が深い仕事です。
ここでは、一般的な添乗の仕事内容を追いながら、添乗員を疑似体験してみましょう。
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実感!!ツアーコンダクター(添乗員)の仕事内容
ここでは、1泊2日、40人の長崎への職場旅行(大阪発)に同行するという設定で
時系列でツアーコンダクター(添乗員)の仕事内容を疑似体験してみましょう。
ただ、仕事内容を追っていくだけではおもしろくないので、
場面場面でどのような事をツアーコンダクター(添乗員)が感じているのか、
感情にもフォーカスして書いていきますよ。あくまで本田自身が感じていた事なので
ツアーコンダクター(添乗員)によっては、もちろん違う感想があると思いますよ。
@午前8時00分、伊丹空港集合。
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ツアーコンダクター(添乗員)の朝は早いです。
お客様が8時に集合であれば最低でも30分前には
スタンバイします。航空券の確認、搭乗の流れ、搭乗時間の確認などを事前に
チェックします。
団体の幹事さんは気合が入っているので、予想以上に早く空港に来ます。(笑)
この時に準備ができていないと結構焦ります。
ツアーは最初が肝心です。最初でコケるとなぜか最後までコケます。
眠たいけど朝は早過ぎるぐらいに準備をしていた方が安心です。
A午前8時15分、お客様全員集合。
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お客様が集合したら、挨拶と搭乗経路、長崎空港到着後(バス誘導まで)のご案内。
また、飛行機に乗るまでに
着いてからのバスの配車と最初の立ち寄り箇所に確認電話を入れます。
添乗は確認、確認、確認の連続です。
これを「まあ、大丈夫やろ」と行くと足元をスコンとすくわれます。
ご注意を!(笑)
最初の挨拶でお客様の雰囲気がだいたいわかります。
ある意味ここが一番楽しみであり、緊張します。。。
B午前9時00分、長崎へ向けて離陸。
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お客様が全員乗ったのを確認し、飛行機に搭乗。
空港到着後の動きをイメージしながら、しばらく眠ります。
プライベートな旅行中は退屈な機内での時間も、
ツアーコンダクター(添乗員)にとっては安らぎの空間です。(笑)
C午前10時30分、長崎空港に到着。貸切バスに乗車。
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飛行機を降り、各自預けた荷物をターンテーブルから取ります。
ツアーコンダクター(添乗員)はお客様より早く出口を出ます。
出口を出ると、地元の地理に明るい現地バスガイドさんが
「○○ツアーご一行様」みたいなステッカーを持って笑顔で待っています。
その笑顔に少し安心します。
ここでバスガイドさんがいないと当然、焦ります。(笑)
まあ長崎空港なら出口を間違う事はありえませが(小さいし、1箇所しかないから)
それでも、フライトスケジュールの確認をしていなければ時間を間違える可能性も
十分あります。
こういう状況を防ぐために、事前に何度もバス会社に連絡をし、確認します。
D午後12時00分、昼食場所に到着。
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昼食場所に入る前には必ず、料理メニュー、個数、値段を再度確認し、
何時頃に到着するかを伝えておきます。
それと、事前にドリンクのオーダーをしておきます。
団体の場合は人数が多いので、「直ぐにビールを40本用意して」と言っても
なかなか対応できません。
しかし、何がなくともビール(関西人は特に)を直ぐに出さないと、
対応が悪いという印象になってしまいます。
こういう微妙なさじ加減は
ツアーコンダクター(添乗員)がフォローしないといけません。
ホテルも昼食場所などの関係機関はそこまで気にしていない事が多いです。
ツアーコンダクター(添乗員)はお客様と
一番近い距離で仕事をしなければいけません。
E午後14時00分、観光名所「グラバー園」に立ち寄り観光。
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観光場所に立ち寄る時もやはりその時間と人数、料金を事前に確認。
団体写真を撮る場合は、別に写真屋さんと連絡も取る。
初日に撮ればたいがい翌日の朝には人数分を宿泊先に持ってきてくれる。
観光箇所では案外する事がないことが多い。(もちろん団体によりますよ)
そんな時は自分も観光をして楽しみます。
旅行業に努める者が、観光箇所や名物を知らないようでは話になりません。
勉強の意味でも添乗中は自分も楽しむ。その地域の名物も必ず食べます。
ツアーコンダクター(添乗員)は旅程の管理が最低限の仕事ですが、
それは言うならできて当然です。
それ以上に「旅の楽しみ方」などを伝えたり、プラスアルファのサービスが
できるツアーコンダクター(添乗員)を目指しましょう。
F午後17時00分、宿泊先「長崎プリンスホテル」に到着。
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ホテルに入る前には当然、人数や部屋割り、到着時刻の確認は必須です。
それ以外にも夕食場所(宴会場)での席配置や準備物(ビンゴなど)の
確認もあります。
お客様が全員チェックインされ、宴会場などの事前確認、ホテルとの打ち合わせが
終わると、宴会までの時間は少し休憩タイムです。
ホテルや旅館を訪れる数としては、ツアーコンダクター(添乗員)ほど訪れる
人種はいないでしょう。それだけ、ツアーコンダクター(添乗員)は
ありとあらゆるホテルや旅館に行きます。そんな中で感じるのは、
びっくりするぐらいそのサービスレベルには違いがあります。
それは、たぶんあなたの想像以上でしょう。
ベテランツアーコンダクター(添乗員)になると、
それぞれの宿のレベルに合わせてその宿泊先と打ち合わせをしていきます。
ツアーコンダクター(添乗員)はお客様の感覚を常に忘れてはいけません。
たとえその宿泊先のサービスレベルがお客様の感覚より低くても、
それを感じさせないようにフォローするのがツアーコンダクター(添乗員)です。
そのようなホテルや旅館にお客様を連れて行くのは、はっきり言って大変です。
しかし、それがツアーコンダクター(添乗員)の腕の見せ所でもあるのです。
そして、そんなツアーコンダクター(添乗員)の真摯な姿は
(見せてはいけませんが)
必ずお客様は感じてくれており、ツアーの雰囲気も良くなります。
G午後19時00分、宴会開始。
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宴会は旅の最大のイベントです。
幹事さんが一番「気合を入れている」時間でもあります。
どのような宴会かははっきり言って団体によって全く違います。
基本的にはお酌をするなどの事はしません。(それは、コンパニオンの仕事です)
が、ドリンクがスムーズに提供されているか、
料理の提供スピードはちょうど良いかなどを見ます。
NHKで「風のハルカ」って旅行会社を舞台にしたドラマで
宴会中、阿波踊りかなんか「同じ阿呆なら、踊らにゃそんそん♪」と
主人公のハルカが踊っていましたが、
私は宴会中に踊った事は一度もありません。(笑)
だいたいツアーコンダクター(添乗員)の1日はこんな感じです。
どうでしょうか。イメージを持ってもらえましたか?
もちろんこれはあくまで基本的なツアーの仕事の流れです。
実際にはツアー中には予想外の出来事がたくさん起こります。
そうです、トラベルの語源はトラブルなのですから。
お客様が集合時間に現れない。
急に体調を崩して歩けないお客様。
宿の予約が取れていない。(これは旅行会社に問題がありますが)
天候不良(台風などしょっちゅうです)で大幅に行程を変更。
食事場所で食中毒がでる。
機内でアルコールを飲みすぎて逮捕される。
女性の露天風呂を覗こうと高い場所に登って、落ちて救急車を呼ぶ。
これらは私自身が実際に働いている中で、本当に起こった出来事ですよ。(笑)
でも、どんなトラブルが起こっても、
「この世で起こったことは、この世で解決できる」
新入社員の時に、上司から言われた言葉です。
お客様の参加者が1,000人を超えるツアーもあります。
その時はツアーコンダクター(添乗員)が20人なんて事になります。
そんな時は添乗員同士チームで添乗します。
行き先も変われば、お客様も変わる、
1度として同じツアーはありません。
最後に
ひとことで「ツアーコンダクター(添乗員)ってどんな人」
と言われたら、
私はこう答えます。
「人をあやつる、魔術師」ですと。
ちょっと怪しいですね〜、危険な感じですね〜。(笑)
いや、決して変な意味ではないですよ。
ただ、本当にプロのツアーコンダクター(添乗員)さん
(私なんかは営業専門でしたので、全然ですが)
を見ているといつもこう思うのです。
明日はロサンゼルス、次はパリなんてことだけ聞くと
非常に華やかなイメージですが、それだけではありません。
40人のお客様がいれば、40通りの考え方と行動があります。
9割の人に受け入れられても
残りの1割の人には受け入れられない事が必ず起こります。
そしてその1割の人がわがまま(クレーム?)を言うと、ツアー自体の雰囲気が
とても悪くなります。
そうです、残りの9割のお客様が楽しめなくなるのです。
ベテランツアーコンダクター(添乗員)さんは、集合場所でパッと見た瞬間に
その1割のお客様を見極めます。
そして、その1割のお客様から不満がでないように先手先手で対応していきます。
どのように対応するのか?
それは添乗員さんによって違います。
その人の個性でそのお客様に応じた対応をしていきます。
ツアーコンダクター(添乗員)同行ツアーに参加する機会があれば、
是非そういう目でツアーに参加して見てください。
本田が思う、ツアーコンダクター(添乗員)の適性について
ツアー中は予期せぬ事が多々起こります。
そういう意味では「冷静に適切な対応」を取ることが添乗員には求められます。
しかし、それはある程度の経験が必要です。
逆に言えば、いろんな場面をこなしていけば大丈夫です。
新人ツアーコンダクター(添乗員)でも1年も経験すると、
1年でこんなに堂々と変われるんだな〜と思うものです。
後は、「マイペース、気にしない」というのも1つの重要なポイントです。
サービス業に興味があるあなたなら「お客様が一番」で喜んでもらいたいという
気持ちが強い人のはずです。(そうでないなら、サービス業は向いていません)
しかし、これがあまりにも過剰になるとどんなお客様にも「気を使い過ぎ」に
なってしまいます。
ツアーコンダクター(添乗員)はその名の通り「コンダクター(指揮者)」です。
ツアーを引っ張っていくリーダーでもあるのです。
リーダーはもちろん全員に心配りをしますが、同時にツアー全体を円滑に
リードしていく役目もあるのです。
あまりに1人のお客様の要望に応えたり、
常識はずれの特定の人の声に過剰に反応するのはツアーを円滑に進める上では
逆効果です。
それに、そんな仕事をしているとあなた自身が添乗を楽しめなくなります。
あなたが添乗を楽しんでいなくて、お客様を楽しませる事はできません。
どんなに親切な行為でも、
その人が嫌々やっているのはすぐに伝わりますよね。
人のコミュニケーションの9割は無意識ですから。
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